はじめに

      
デモンストレーション 数字や演算記号(+,-,×,÷)が書かれたブロックを、積み木のように積み上げて遊ぶゲームです。積み上げられたブロックは、定められたルールに従って操作され、その個数が減っていきます。ブロックをうまく組み合わせると、ブロックがひとつだけ残った状態にすることができます。ゲームの目的は、ブロックをひとつだけ残し、そこに書かれている数字を求められた数字に一致させることです。
 ことばだけでの説明では難しいと感じるかも知れません。ここでは、画像やアニメーションを使って、遊び方やブロック操作のルールを説明します。よく理解することが出来なくても、まずは、「練習問題」で実際に遊んでみてください。すぐに感覚で操作することが出来るようになると思います。
 このゲームを遊ぶことで、計算力はもちろん、記憶力や集中力を養うこともできるかもしれません。ぜひ、挑戦してみてください!

ゲームの概要

 「ブロックを7個積んで、解を5にせよ。」というような問題が出題されます。0から9までの10種類の「数字ブロック」と+,-,×,÷の4種類の「演算ブロック」が用意されていますので、それらのブロックを指定された数だけ積み上げます。
 積み上げたブロックは、あるルールに従って計算され、数字が書き変えられ、ブロックの個数が減っていきます。最終的に2つ以上のブロックが残ったままになってしまったら、失敗です。1つのブロックだけが残ったら、成功です。その残ったブロックに書かれている数字がそのときの「解」となります。その「解」が問題で求められた解と一致すれば、「正解」となり、次の問題に進むことができます。

成功例 失敗例

 まずは、「練習問題」で実際にブロックを積み、ブロックがどのように操作されるのかを理解しましょう。練習問題は全部で30問ありますが、途中で切り上げることもできます。ブロックをどう組み合わせて積めば「正解」となるのかが大体つかめて来たら、「タイムトライアル」に挑戦しましょう。「タイムトライアル」には、初級・中級・上級があり、その級に応じた難易度(初級:やさしい 中級:ふつう 上級:むつかしい)の問題が5問出題されます。5問すべてに正解するまでの時間を測定します。最短時間を目指しましょう!

ブロック操作のルール

  1. ブロックは1段に8個まで並べることができ、4段まで積み上げることができます。
  2. 「計算」によって3つのブロックを1つのブロックに置き換えます。例えば、[1][+][2]は[3]に置き換え、[5][-][8]は[-3]に置き換えます。計算結果が1桁にならない場合は、1の位の数値1桁になります。例えば、[7][+][8]は[5]に置き換え、[9][÷][4]は[2]に置き換えます。
  3. 「計算」は、最下段のみを対象とし、左端から順に計算可能な組み合わせを調べます。計算可能な組み合わせは、[1][+][2]のように、2つの「数字ブロック」の間に「演算ブロック」が1つあるという形の3つのブロックのみとします。計算した後は、中央の「演算ブロック」を計算結果の数値が書かれた「数字ブロック」と置き換え、左右の「数字ブロック」は取り除き、空白のマスにします。この作業を右端まで繰り返します。
  4. 空白のブロックがある場合には、その上のすべてのブロックを落下させます。
  5. 最下段で一度も「計算」が成立しない場合、その時点でブロック操作終了となります。
  6. もし、[5][÷][0]のように、ゼロで割る形になってしまったら、その時点でブロック操作終了となります。
  7. ブロック操作が終了した時点で、ブロックが1つのみ残った状態となることを目指します。

ブロック操作の具体例

 左の画像のような5つのブロックを積み上げた例を考えてみます。
 最下段の左端から順に計算可能な組み合わせを調べます。ここでは、[2][+][5]の3つのブロックの組が見つかりました。
 その計算結果の数が書かれたブロック[7]が中央のブロック[+]と置き換えられ、左右のブロック[2]と[5]は取り除かれます。
 その右側にも計算可能な組み合わせが見つかれば、同じことを繰り返します。この例では、計算可能な組み合わせは見つかりませんので、次に進みます。
 ブロックが取り除かれて空白となったマスに、その上のすべてのブロックが落下します。ここでは、ブロック[×]が落下します。
 再び最下段の左端から順に計算可能な組み合わせを調べます。今度は、[7][×][7]の3つのブロックの組が見つかりました。
 その計算結果の数が書かれたブロック[9]が中央のブロック[×]と置き換えられ、左右のブロックは取り除かれます。これで、ブロックが1つだけとなりましたので、ブロック操作は終了します。
 ブロック操作が終了した時点で、残ったブロックが1つだけになったら、「成功」です。2つ以上のブロックが残ってしまったら、「失敗」となります。この例の場合は、「成功」ですね。

「計算ブロック」の遊び方

 "keisanblock12.exe"を実行すると、タイトルメニューが表示されます。
 「ルール・遊び方」をクリックして、いま、この説明文を読んでいただいていることと思います。ひと通り目を通したら、「練習問題 30問」をクリックしてください。練習問題を進めていくと、どのようなゲームなのかを感覚的につかむことが出来ます。
 練習問題がスタートすると、タイトルロゴの下に問題が表示されます。要求されている解になるように、指定された数のブロックを積みます。
 左図のアの部分(「道具箱」と呼ぶことにします)のどれかをクリックすると、赤い枠で囲まれ、そのブロックを選択することができます。続けて、イの部分(「置き場」と呼ぶことにします)のどこかのマスをクリックすると、そのマスにアで選択したブロックが置かれます。ただし、道具箱の「C」を選択した場合は、クリックしたマスのブロックが取り除かれ、空白に戻ります。タイトルロゴの「×」をクリックした場合は、その瞬間に置き場のすべてのマスが空白に戻ります。うっかりクリックしないように注意してください。
 左図の例では、「ブロックを3個積んで、解を4にせよ。」という問題なので、[1][+][3]と3つのブロックを置きました。ブロックはどのマスに置いても構いません。ただし、ブロックがないマスの上のマスに置いた場合には、計算をスタートするときにチェックされ、下にブロックがある段または最下段まで落下します。
 ブロックを積み終えたら、画面右下にある( ▶ )ボタン(計算開始ボタン)をクリックします。するとブロックの操作が始まります。
 ブロック操作が終了すると、その結果が判定されます。「正解」の場合も「失敗」の場合も、画面右下に同じ2つのボタンが表示されます。
 (続ける)をクリックすると、正解の場合には次の問題に進みます。失敗の場合には、同じ問題が再度表示されます。その際、どちらの場合にも、前回積んだブロックがそのまま積まれた状態からスタートします。ブロック無しの状態からスタートしたい場合は、タイトルロゴの「×」をクリックしてください。
 (やめる)をクリックした場合は、はじめのタイトルメニューに戻ります。「練習問題」では、次回は、最後に正解した問題の次の問題から再開します。第1問からにしたい場合は、タイトルメニューでタイトルロゴの「×」をクリックしてください。
 ブロックをどう組み合わせて積めば「正解」となるのかが大体つかめて来たら、「タイムトライアル」に挑戦しましょう!
 「タイムトライアル」には、初級・中級・上級があり、その級に応じた難易度(初級:やさしい 中級:ふつう 上級:むつかしい)の問題が5問出題されます。5問すべてに正解するまでの時間を測定します。最短記録を目指しましょう!
 ただし、「タイムトライアル」では、「[0]を使わないこと」といった条件が課されることがあります。その条件を満たすようにブロックを積む必要があります。
 「タイムトライアル」でも、ブロックを積んで計算開始ボタンを押し、結果を見るという操作は「練習問題」のときとまったく同じです。
 第1問の開始から第5問が終了するまでの時間が「あなたの記録」となります。ブロック操作されている時間もすべて含まれますから、1回で正解することが出来ないと、大きなタイムロスとなってしまいます。計算開始ボタンを押す前に間違いがないか確認することも大切です。「急がば回れ」ですね。
 ブロック操作が終了すると、その結果が判定され、画面右下に2つのボタンが表示されます。
 「練習問題」のときと同様に、(続ける)をクリックすると、正解の場合には次の問題に進み、失敗の場合には同じ問題が再度表示されます。
 (やめる)をクリックした場合は、時間の計測は中断され、はじめのタイトルメニューに戻ります。次回同じ級に挑戦するときは、中断した問題からではなく、第1問からのスタートになります。
 第5問に正解すると、第1問の開始から第5問に正解するまでに要した時間が「あなたの記録」として表示されます。それまでの最短記録を更新すると、その記録がその級の最短記録として保存されます。最短記録を他の人と競い合うこともできますし、自分自身の成長を計る目安とすることもできます。
 保存された最短記録は、タイトルメニューでタイトルロゴの「+」をクリックすると、初期値に戻すことができます。この場合、すべての級が初期値に戻りますので、ご注意ください。