総評
今年で5年目を迎えたコンテストに、多くの作品が寄せられたことを嬉しく思います。
今回のコンテストでは、HSPTV部門という新しい挑戦がありました。
ダウンロード可能な形ではなく、HSPTVブラウザを通しての配信という限られたプラットフォームで、
募集を行なうことは1つの賭けでもありました。
コンテストが終わってみれば、そんな心配を吹き飛ばすかのように、多くの優秀な作品が集まることとなりました。
多くの才能と、作品を見る機会に恵まれて審査員一同、感謝したいと思います。
HSPやコンテストも時代とともに進化しなければなりません。
ユーザーの期待に応えられるよう、私たちも挑戦を続けなければならないと感じたコンテストでもありました。
審査員 おにたま
今年は若年化がいっそう進んだ感があり、3Dモノが応募作品の中でもそうそう珍しいジャンルでなくなってきました。
全体的にHSPユーザの技術が底上げされてきており、アイデアや経験値のような、より高度なレベルで内容が競われているような感触をおぼえました。個人的には例年よりもまったりとした印象のHSPプログラムコンテスト2007でしたが、やはり今年も、気持ちを惹きつける強い作品が次々現れ、コンテストを華やかなものにしてくれました。
応募してくれたすべての作者の方々に感謝を申し上げます。
審査員 悠黒 喧史
コンテストの参加作品は年々技術レベルが上がっています。
シューティングゲームでは、少し前のアーケードゲームのレベルを思われるものが沢山ありました。
3D作品では、以前は「3Dで表示が出来る」というところから始まったものが、現在では3D表示は当たり前で、その上でどんなゲームを作るか?という事に着眼点がシフトしてきました。
一般作品部門 最優秀賞の「Another Bound」がその代表です。
この作品は「HSPでここまでできる!」HSPの可能性を発見する作品でもありました。
また、高い技術だけでなく独自の個性やアイデアを持った作品も沢山ありました。
この点でも多くの発見がありました。
沢山の人がHSPを使い、楽しい作品、面白い作品を作っているという事をうれしく、ありがたく感じています。
コンテストへの応募および参加をして頂いた方々、ありがとうございました。
審査員 うすあじ