「HSPプログラムコンテスト2012」に応募いただきありがとうございます。
おかげさまで、多くの作品エントリーを受け付け盛況のまま締め切ることができました。
コンテスト審査の結果、以下の85作品を入賞作品として選考致しました。
コンテストに参加いただいた作者の皆様、協賛企業様、そして応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
これからも、引き続きHSPとそのコミュニティをご支援いただければ嬉しいです。
受賞された作者の方々には、メールにてご連絡をさせて頂きます。その際に掲載された内容についてご確認下さい。
12月3日になっても連絡を受け取っていない入賞者の方は、コンテスト事務局までメールにてご一報くださるようお願い致します。
2012年12月1日
HSPプログラムコンテスト2012 実行委員会
総評
10年前のある日、渋谷の喫茶店に3人の男が集まりました。そこではHSPを盛り上げるために何をしたらいいか、という話し合いが行われました。そして生まれたのが、この「プログラムコンテスト」です。
最初は夢物語でした。コネも金もない。応募者もいないかもしれない。
不安とわずかな希望の中、無謀にもコンテストを開催しました。
そして10年。沢山の参加者と作品と協力者に恵まれて、今年も無事にコンテストを終えることができました。ありがとうございました。
さて、喫茶店に集まった3人の男はすっかりオジサンになりましたが、今でもHSPが盛り上がる企画をいろいろと考えています。これからもよろしくお願いします。
審査員 うすあじ
HSPコンテストも10年目を迎えました。
10年という時間は、小中学生でコンテストに参加していた人達を社会人にし、当時若かった20代の人達をベテラン社員に、あるいは家庭の大黒柱にしたりします。
かくいう主催者の面々も30代でコンテストを始めて、今は全員40代になってしまいました。
10年間、絶えず執心し続けてこられたのも、ある種ミラクルのように感じますが、おにたまを始め、ユーザの方々、関係する皆々様方がHSPというプログラム言語に親しみ、楽しんでくれたことが今日の豊かな活況に結実したのだなぁと、あらためて思います。
さて、今回応募された作品の数々についてですが、総じて円熟の感をおぼえました。
また、これはすごいことだと思うのですが、3Dというジャンルも何だか普遍的になってきたようです。
そして一般部門、HSPTV部門に加え、HSP3Dishという新機軸に対する積極的なアプローチがみられた内容でした。
今後はDishのさらなる進化、横展開(?)にともない、より広いプラットフォーム間でコンテストを楽しめるようになってくるでしょう。
スマートフォンの使い方は多くの点でまだまだ未熟ですから、HSPがこの分野に進み始めたのは実に面白いことで、この分野に対する展開は次回も大変楽しみです。
HSPのコンセプトは、その開発意図も、本コンテストにおいても、始まりの頃からずっと変わっていません。
「簡単に実行できるお手軽さ、お気楽に作る楽しみを味わう」
これからもHSPコンテストをよろしくお願いします!
審査員 悠黒 喧史
アマチュアのプログラミングソフトは動作が不安定なことが多い中、
3Dゲームでも動作が安定しているものが増えていて良かった。
HSPの特徴から3Dゲームが増えてクオリティも高まっているため、
今後「個人ベース」でどこまで実現できるかという点は楽しみのひとつになっている。
逆に2Dのシンプルなゲームでも、
プログラミングという自由な環境から
アイデアにひねりの利いたものが多々あった。
ぜひそのアイデアの種を育てて微調整し、改めて世に公開して欲しいと思う。
一度きりのプログラミングで終わらず、
ひとつひとつ作品を世に公開しながら、
HSPプログラミングからのゲームクリエイターとして
長く活動する方が増えることを楽しみにしています。
協賛社 ふりーむ!様
何よりこれだけの数の作品が集まったことを嬉しく思います。
日本のゲームの未来は明るいですね。
粗削りでもアイデアのあるものをと思いましたが、最終的に残ったのは、アイデアはもちろん、
システムを理解しやすい、操作しやすい、といったユーザビリティーに優れたものばかりとなりました。
(わかりにくさで泣く泣く落としたものもあります・・・)
大胆かつ丁寧な作品の登場をこれからも期待しております。
協賛社 株式会社アクティブゲーミングメディア様
今回このコンテストに自分の作品を完成させて応募できた人はみんな100点満点と言って よいと思います。
それが今後120点、300点になっていったり、2万点になったりするかどうかは、
開発者のこだわりと継続、そしてそのソフトがそれを必要としているユーザーと
うまく出会えるかどうかだと思います。
JBOYSOFTはこれまでにHSPから沢山のことを学ばせて頂き、なにか恩返しをしたいと考え
、10周年となる今回から協賛させて頂いています。
まだ当方は作品を審査や評価するような立場ではないと思っているため、
JBOYSOFT賞は「一次選考通過のなかから無作為抽選」となっています。
「お金」のためではなく「自分のつくりたいものを作る」「自分のつくりたいものが自分の力で作れる」
ことのすばらしさを、今後も応援していきたいと考えています。
作品を完成させた全参加者一人ひとりに
「がんばってカタチにしましたね!見事やりとげ達成しました、お疲れさまでした!」
とおもいっきり笑顔で賞賛したい気持ちです。みんな偉いよ!
協賛社 JBOYSOFT様
10年の節目を迎えたHSPプログラムコンテストですが、2012年度も無事閉幕を向かえようとしています。ここまでこれたことを、多くの方々に感謝しなければなりません。
気の長い性格の私でさえ、こんなに続くとはびっくりです。そして、このようなイベントに参加し、支援して頂ける方々がいることが、大きな財産となっています。
10年の間には、色々なことがありました。楽しかったこと、作品に驚かされたこと、大変だったことなど平坦ではありませんでしたが、毎年盛り上がることのできるコンテストは自分の中では大きな存在になっています。
審査をするという立場上、あまり特定の作品だけを持ち上げたり、アドバイスを与えるようなことはしていませんでしたが、作品を1つ1つ楽しく見させてもらいました。
10年間、作品を見ていて思うことは、技術や努力(作り込み)というものも大切ですが、後まで印象が残っているものは、作り手の個性だったり、それまでにないアイデアを伝えたいという熱意を持ったもの、ある意味ちょっと浮いているくらい主張のある作品だったのかなと思います。
コンテストでは毎回、とても完成度が高くグラフィック・サウンドともに優秀な作品が数多く応募されてきます。誰でもすぐに素晴らしいものは作れませんし、努力も必要だと思いますが、一歩ずつ自分のできることを増やしながら、熱意を持って作った作品は必ず見た人の印象に残りますし、共感する仲間も増えるはずです。
大切なことは、熱意を持って作り続けること。そして自分が役立つ・楽しめるものを作りたいという気持ちを持ち続けることだと思います。
コンテスト審査の結果がすべてではありません。ぜひ前向きに作品を作っていって欲しいと願っています。もちろんその時に、HSPを気に入って使ってもらえたら最高に嬉しいです。
これからもコンテスト、HSPともども多くの人に支持してもらえるよう、試行錯誤をしながら続けていきたいと考えています。いままでコンテストに参加して頂いた多くの皆様、そして支援して頂いた協賛社、後援の皆様、本当にありがとうございました。
審査員 おにたま