ダイアログを開く
dialog "message",p1,"option"
p1=0〜(0) : ダイアログのタイプ設定解説
Windowsの標準的な各種ダイアログボックスを画面に表示します。
dialog命令で出したダイアログは、 HSPのウィンドウとは別にポップアップして現われます。
ユーザーの操作によりダイアログを閉じるまでは、 HSPスクリプトの続きは実行されません。
ダイアログのタイプは、p1の設定によって変わります。
タイプ : 内容
-----------------------------------------------------
0 : 標準メッセージボックス + [OK]ボタン
1 : 警告メッセージボックス + [OK]ボタン
2 : 標準メッセージボックス + [はい][いいえ]ボタン
3 : 警告メッセージボックス + [はい][いいえ]ボタン
16 : ファイルOPEN(開く)ダイアログ
17 : ファイルSAVE(保存)ダイアログ
32 : カラー選択ダイアログ(固定色)
33 : カラー選択ダイアログ(RGBを自由に選択)
64〜 : 拡張ダイアログ
タイプ0〜3の場合は、"message" で指定した内容を表示するメッセージボックスが現われます。また、"option"でメッセージボックスのタイトルバー文字列を指定することができます。(省略した場合はタイトルに何も表示されません)
メッセージボックスが閉じられると、押したボタンの情報がシステム変数statに代入されます。この時、変数statの内容は、
1 :「OK」ボタンが押された
6 :「はい」ボタンが押された
7 :「いいえ」ボタンが押された
のようになります。
タイプ16〜17の場合は、ファイル一覧から選択をするためのファイル選択ダイアログが現われます。この時、 "message"にロード(またはセーブ)するファイルの拡張子(3文字まで)を指定して、 その拡張子だけが表示されるようにすることができます。("*"を指定するとすべてのファイルが表示されます)
また、"option"で拡張子の詳細、たとえば "txt"ならば、"テキストファイル"などの補助的な説明がダイアログの「ファイルの種類」に表示されます。
"option"は省略することも可能です。
例 :
dialog "txt",16,"テキストファイル"
dialog "STAT="+stat+"\nNAME="+refstr,0,"結果"
stop
ファイル選択が完了すると、その結果がシステム変数statに代入されます。
変数statが1ならば、正常に選択されたことを意味します。変数statが0ならば、キャンセルされたかエラーが発生したことを意味しています。
「|」記号により区切ることで複数のファイル種別を指定することが可能です。
例 :
dialog "txt|log",16,"テキストファイル|ログファイル"
dialog "STAT="+stat+"\nNAME="+refstr,0,"結果"
stop
タイプ32〜33の場合は、カラー選択をするダイアログが表示されます。色選択が終了すると、選択した色のRGBデータがシステム変数、 ginfo_r,ginfo_g,ginfo_bに代入されます。また、変数 statが0ならば、キャンセルされたかエラーが発生したことを意味しています。1ならば、正常に選択されたことを意味します。
例 :
dialog "",33
dialog "R="+ginfo_r+"/G="+ginfo_g+"/B="+ginfo_b,0,"結果"
stop
タイプ64以降の値は、ランタイムごとに用意される拡張ダイアログのために予約されています。
サポート外のタイプが指定された場合には、何も実行されません。
とのことです。