先月発売したHSP関連の新書籍
「HSP3でつくる簡単3Dゲーム」工学社 1900円を購入しました。
本の大きさは教科書くらい(秀和システムのプログラミング入門と同じ)
で、軽くて開きやすくて読みやすい。
コミックのように寝転がって読める気楽さを感じさせながら、
その実、実践的な情報量が詰まっています。
ページ数は、開いただけで怖じ気づくようなプレッシャーを感じないで済み、
消化しきれるちょうどいいバランスだと思います。
印刷はカラーではないけど、特にスクリプトソースの記載では
該当箇所の部分の網掛け背景をなくして強調するような工夫が良いです。
(余談ながら開発環境にそういう機能があると便利だと思う)
スタートからゴールまでの道のりが一貫して
「自分の手が届くレベルのゲームを本当に作って完成させる」という点に焦点があたっていて、
良い意味で「手作り感覚」にあふれ、なにかHSPホームページに集まる仲間や、
同人ゲームサークルの仲間といっしょに同じ方向を向いて
ゲームを作っている気にさせてくれるかも。
これまでの書籍にはない親しみが持てそうです。
次回HSPコンテストで「今度こそ一本それなりのものを作りたいな、できたら3Dで。」
と考えてる人は確実に役立ちます。
あと、過去に3Dに挑戦してあたまがこんがらがってしまってあきらめたひとや、
「easy3D」が高機能になりすぎて見た目で敬遠してるひと、
「まず人が普通に歩くくらいのものでいいんでそこから始めたい」というひとには、
うってつけです。
HSPやプログラムがまったくの初心者にはちょっと厳しいかも。
教え方はとってもなだらかで、さいしょにHSPの基本命令説明もあって親切だけど、
基本用語の解説などはF1ヘルプとHGIMG3ドキュメントで理解を深める必要がでてきそうだし、
そこに書かれた解説自体をもっとやわらかく説明してほしいと思う場合もあると思うので、
その場合は、書籍「オフィシャルHSP3.2プログラミング入門」か、ホームページ「HSPセンター」
をさきに経験したほうが良いと思われます。
挿絵は好みが分かれるかもしれませんが、
自分は個人的に「HSP」と言ったらこの人のイメージで馴染んでいます。
1900円という値段は需要と供給の都合だから仕方ないかなと思います。
余裕のある人には強くおすすめします。
お金のない若い人向けにHSPコンテストの抽選プレゼントなどで提供されるといいなと思いました。
(書籍を直接プレゼントより、アマゾンギフト券で各自買ってもらうほうが宣伝になってよいかも?)