HGIMG4 development
モバイル、ウェブでも高機能3Dを提供します
HSPに新しく追加された3D機能、HGIMG4がモバイル、ウェブに向けて進化しています。
本格的な3Dモデル表示とアニメーション、高度なエフェクト、物理エンジン、2Dスプライトの統合管理などパワフルな機能を、android,iOSなどのスマートフォン、タブレットといったモバイル端末上でもお使い頂けます。
Windows上で開発したスクリプトをそのまま他のプラットフォームでも使用することができます。もちろん、HSP3Dishが持つ基本描画やサウンド機能も継承されています。
大きく進化するHGIMG4に、これからもご期待ください。
ハイレベルな表現を可能にするHSP用3Dプラグイン
HGIMG4は、様々な機能が統合化された新しい3D描画プラグインです。
シェーダーや物理エンジンなど最新のテクノロジーを利用したソフトウェアを、HSPから手軽に開発することができる、まったく新しいプラグインとして現在開発を行なっています。
HGIMG4の特徴
OpenGL/ESまたはDirectX9による描画、シェーダー言語サポート
シーン管理と統合化された物理エンジン(Bullet)サポート
FBX形式のモデルファイル読み込み、アニメーションサポート
カスタムシェーダーによるマテリアル、ライティングをサポート
フォントデータ(TTF)のレンダリングサポート
オフスクリーンレンダリング及び各種ポストエフェクトサポート
WindowsだけでなくLinux,iOS,Android,WebGL上での動作をサポート
HSP及びHSP3Dishと同様のライセンス規約、オープンソース
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OpenGL/ESによる高度な描画機能
オープンソース3Dゲームエンジン・gameplay3dベースの描画システムを採用しています。
既にマルチプラットフォームランタイムとして提供されている、HSP3Dishと統合することにより、iPhone/iPad/Android/Linux/WebGLなど幅広いデバイス上での動作を可能にします。
GLSLによる自由なシェーダー記述が可能で、基本的なフラット、グーローシェーディングだけでなく、フォンシェーディングなど高度なライティング処理、バップマップ、ハイトマップ、ディフューズマップなど最新のCG技術を利用可能です。
3Dシーンデータは独自形式によるシーン記述ファイルに統合され、簡潔に表示オブジェクトを管理することができます。ベースとなる3Dモデルフォーマットは、ハイエンドの3Dツールを始めとして、Unityなどのライブラリでも標準的に採用されているAutodesk FBX形式となります。
もちろん、モデルアニメーション、ワンスキンモデルによるボーンアニメーションもサポートしています。
物理エンジンBulletの統合
オープンソースによる3D物理エンジン・Bullet Physics Libraryがシームレスに統合されています。
シーン上に配置した3Dオブジェクトに、質量や弾性などの各種物理パラメーターを与えるだけで、物理シミュレーションを行なうことができます。
衝突のための形状は、単純な球や立方体などの扱いやすいものから、円錐、凸形、凹形などを組み合わせた幅広いバリエーションを持っています。
これらの高度な計算をゲームなどでの利用を視野に入れ、シンプルで高速に処理することができる強力なフレームワークを提供します。
各種エフェクトのサポート
パーティクルによる各種エフェクトと、シーン上へのパーティクルエミッター配置をサポートしています。
また、フラグメント(ピクセル)シェーダによる各種ポストエフェクトをシーン全体に適用することができます。
ポストエフェクトにより、効果的な処理を加えることで、高品質な最終画面を得ることができます。ポストエフェクトには、各種画像調整(カラー調整、セピア化、白黒化など)、ガウスぼかし、モザイク、輪郭抽出などが標準で含まれています。もちろん、ユーザー自身がシェーダーにより新しいエフェクトを記述することも可能です。
HSPの新たな可能性
HGIMG4は、手軽な記述、テスト実行が可能なHSPに新たな可能性を提供します。
本格的な3Dゲームの製作から、プリプロダクション、外部I/Oと連携を行なった実験的なプロダクト作成まで、高品質な3Dシーンを扱いたいという要望に応えます。
ライセンスは、HSP本体と同様に個人用途、商用ともに無償で使用可能になります(各種ライブラリ使用の表記は必要になります)。
プラグインは現在、各種動作の検証と実装を行なっています。当面の動作プラットフォームは、Microsoft Windows7(x32,x64)以降となります。
尚、一部の命令を除いて、既存の3DプラグインであるHGIMG3との互換性はありません。
開発経過および内容の詳細については、今後このページでアナウンスを行なっていきますので、どうぞご期待ください。